引っ越しの際の敷金の支払いと返還について

敷金とは賃貸住宅を借りる場合に、大家さんに対して預けるお金です。

 

何のために預けるのかというと、大家さんが安心して貸すための保証金のような性質があります。

 

毎月の家賃の支払いを約束しているにもかかわらず、家賃が滞納された場合に予め預けている敷金から家賃を控除したり、賃借人の責めに帰すべき事由などで賃貸住宅が破損するなど修理が必要になったにも関わらず、修理費用を払わない場合などに修理費用に充てたりする目的で使われます。

 

つまり、賃貸契約中に賃借人に支払い義務が生じる金銭について、支払いができない場合の担保のような性質があります。

 

あくまでも、万が一のトラブルや必要性に応じて使われるものなので、問題なく賃貸契約が終了すれば、全額が返還されるのが原則です。

 

ただし、2年、3年の賃貸契約の期間ずっと預けていても、利息などはつきません。最大で戻されるのは預けた金額全額であり、家賃の不払い等で控除された場合にはその残りの金額となります。

 

 

賃貸住宅に新たに入居する場合

賃貸住宅の住み替えや進学や就職、結婚などで初めて賃貸住宅に引っ越す場合、賃貸契約を締結するにあたっては基本的に敷金が必要になりますもっとも、近年では礼金をはじめ、毎月の家賃以外の初期費用は不要という物件も増えており、一概には言えません。礼金というのは大家さんに対する謝礼のような性質のお金で、賃貸契約が終了しても返金は一切なされません。

 

そのため、礼金が多いよりは返還を原則とする担保として預け入れる資金が多いほうが、費用負担は低く抑えられます。

 

初期費用が不要の物件では礼金等が必要な物件より、家賃が高めの場合もありますので、最初にかかる費用と毎月支払う家賃をよく比較検討して、予算に見合うか確認しましょう。

 

 

 

賃貸住宅から引っ越す場合

賃貸住宅から他の賃貸住宅やマイホーム、実家などに引っ越しをするために、賃貸住宅を退去する場合には敷金の返還を受けることができます

 

引っ越しが決まったら返還されるのではなく、引っ越しを済ませて賃貸住宅を明け渡すことによって、賃貸住宅との引き換えに返還されます。

 

賃貸住宅を貸すことによって生じる不払い家賃や修理費用、損害賠償などの担保として差し入れされているためです。

 

全額返還が原則ですが、家賃の不払いや損害が生じている場合などは差し引かれる場合があります。金額がいくらになるかをしっかり確認し、控除された内訳に納得がいくかよく確認をとりましょう。

 

 

 

しっかり返してもらおう

かつては特に金銭面でのトラブルもなく、賃貸住宅に損害を加えたわけでもないのに、部屋のクリーニング費用や原状回復費用などとして一定の金銭が控除され、全額返還がなされないケースがありましたですが、原状回復というのは賃貸期間に応じた経年劣化に応じた状態で返せばよく、借りる前の美しい状態に直せという意味ではありません。

 

また、クリーニング費用は別途、賃貸契約で定めて請求するべきとされています

 

東京都などでは賃貸契約と敷金に関するガイダンスを設けて、原則返還するよう規制を設けています。

引っ越しの際の敷金の支払いと返還について

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